耳鳴りとめまい
耳の聞こえ具合をコントロールしている器官と、平衡感覚をコントロールしている器官は同じ場所にあったり、似たような場所にあったりします。
そのため片方に問題が発生すると、もう片方にも問題が発生しやすいのです。
めまいの代表的な病気であるメニエール病は耳鳴りや難聴を引き起こすことが多いのもそのためです。
耳の病気とめまいの病気にはとても関係性があり、メニエール病以外にも難聴や中耳炎などにもめまいや耳鳴りを伴うことがあります。
その他、糖尿病や高血圧、低血圧、動脈硬化のような全身性の病気でも、血管の中を血液が流れにくいなどの症状が発生する結果で耳鳴りやめまい、難聴などの病気を起こしやすくなります。
頭や耳を含めた身体のすべての器官で悪い部分が見つから無い場合でも自律神経系や過度のストレス、疲労や睡眠不足、うつ病などにより耳鳴り、めまいや難聴を起こすケースもあります。
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耳鳴りの原因
耳鳴りは現在のところ、音が聞こえるしくみと深く関わっているとされていますがはっきりとした原因は解明されていません。
音が伝わる経路のどこかに何らかの障害が起こった場合に発症すると考えられています。
音は外耳から中耳、内耳を経て聴神経によって脳へ伝えられます。
これらの経路のどこかに病気がある場合に起こるのが耳鳴りです。
また、耳鳴りを訴える人の多くは難聴を伴っていることから、聴覚をつかさどる蝸牛(かぎゅう)という部分に異常があるのではないかとの説もあります。
蝸牛の異常は、中の感覚細胞が故障して振動がないのに信号を出し続ける状態と言われています。
他にも老化による場合もありますが、病気が見当たらないにも関わらず起こる原因不明の耳鳴りも多いです。
また、過労やストレスから耳鳴りとなることもあります。
耳鳴りは脳に近い部分で発生するため、集中力の散漫や睡眠障害などそれらがストレスとなり更に耳鳴りを助長させるという悪循環になります。
いずれにしても自己判断で耳鳴りや難聴を放置しておくことは好ましくありません。
不快な症状を感じたら、まずは耳鼻科などの専門機関を受診するようにしましょう。
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耳鳴りの治療
耳鳴りの治療には大きく分けて3つあります。
1.原因療法・・・耳鳴りの原因の病名がはっきりとしている際、それぞれの病気の治療を行います。
2.耳鳴りの抑圧療法・・・耳鳴りを色々な方法で封じ込めて意識しないようにする方法です。
例えば安定剤や鎮静剤、抗けいれん剤などの薬を用いる、マスカーや補聴器の雑音で耳鳴りを遮るなどです。
3.心理療法・・・耳鳴りは心理的な要素も多いので、カウンセリングや自律訓練などによって耳鳴りを自己コントロールする方法などがあります。
耳鳴りはストレスや精神的なものが多いとされているので、規則正しい生活やバランスの良い食事など生活面の見直しも必要です。
また、ほとんどの場合は難聴を伴うことが多いため、難聴を治すことが出来れば耳鳴りも自然となくなることが多いようです。
難聴が気になるのであれば、補聴器を使うことも考えてみるのも良いでしょう。
耳鳴りは治りにくい病気です
不愉快な耳鳴りを感じたら、まず専門医を訪ね聴力検査を受け、生命に危険な耳鳴りでないことを確認した後に適切な治療やアドバイスを受けることが大事です。
心配な原因がないのであれば、睡眠障害など日常生活に支障がない限り耳鳴りを受け入れて無視して過ごすことです。
それが困難であれば内服薬の服用など、耳鳴りを軽減する治療を受けることです。
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耳鳴りの薬
耳鳴りの治療は、原因となる病気がある場合にはその病気の治療をすることによって改善されます。
原因となる病気がはっきりしない場合には、耳鳴りを抑える治療方法や耳鳴りを軽くする治療方法があります。
主な薬物治療としては下記の通りです。
末梢血管拡張剤
ビタミンB12剤
神経代謝賦活剤
ステロイド剤
自律神経調節剤
副交感神経抑制剤
ベータブロッカー
抗ヒスタミン剤
抗不安剤
抗うつ剤
局所麻酔薬
副腎皮質ホルモン剤
代謝促進剤
いずれの薬も強い副作用をもつものではありませんが、発疹や顔が熱くなったり、胃の不快感などが出る場合もあります。
また上記の薬以外にも、めまいを伴う場合にはめまいを抑える薬、耳鳴りが原因で睡眠障害の場合には睡眠導入剤などが処方されることもあります。
一部の病院では、漢方による治療も行われています。